君に会えた 夏蜘蛛になった ねっころがって くるくるにからまってふざけた 風のように 少しだけ揺れながら 街の隅のドブ川にあった 壊れそうな笹舟に乗って流れた 霧のように かすかに消えながら 孤りを忘れた世界に 水しぶきはね上げて バタ足 大きな姿が泳ぎ出す 君に会えた 夏蜘蛛になった ねっころがって くるくるにからまってふざけた 風のように 少しだけ揺れながら <♪> 孤りを忘れた世界に 白い花 降りやまず でこぼこ野原を 静かに日は照らす <♪> 君に会えた 夏蜘蛛になった ねっころがって くるくるにからまってふざけた 風のように 少しだけ揺れながら