今でもボクの右足の靴紐は ずっと解けたままさ 臆病者が意地悪するけれど 無くしたものは何も無い 無くしたものは 確かに無いのだけれど 思い出す事も出来ない ドアの向こうで 誰かが呼んでる 「おーい」早くこっちおいで ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー どなたかボクが ボクが誰だか 教えては頂けませんか なんとなくなら なんとなくならね 口ずさめる 歌はあるんだけど ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー 奥の奥のそのまた奥の 草木かき分けたブランコで 待っていました 待ち合わせもせず 待っていました あなたを けれど待てども 幾々日も待てども 日が暮れるのが 切なくて イジメられても 何を投げつけられても 投げ返さずに 空見上げた ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー ヘイヨー それでも月は僕らを照らす それでも月は僕らを照らす 明日へ進めと僕らを照らす それから月は僕らを笑う