6月の街 降り出した雨 ビルの隙間の 小さなヒマワリ 固く結んだつぼみを濡らして 静かに佇む 止まない雨の中 ひとりで 立ち尽くす僕にも いつかは 灰色の雲の向こうに広がる 青空が見えるかな 夢見た空は 今は遥か遠く 遠く 夢追う僕を 待ってはくれないけど 今日より前に進み続ければ きっと たどり着くって 信じてまた歩き出すよ 夏の日差しが 照らす場所へと アスファルトの上 黒い足跡 梢にとまる 小さな雛鳥 立ち止まらずに 通り過ぎていたら 知らなかった景色 雨の中 巡り合った君は 僕の隣 歩いてくれた ひとりじゃないこと 支えあえること 気づかせてくれたよね あの日の君は 「そのまま進めばいい」と 戸惑う僕の背中を押してくれた ありがとう 何度伝えても足りないね 会えないときも 誰よりも近くに居たい 強い絆が 枯れないように Ah 僕の声は 君にも聴こえるかな 別々の道で 季節を数えても 積み重ねた笑顔は 特別なストーリー 決して忘れない 見上げた空は どこまでも青く 青く 濡れた街を優しく包み込んだ つぼみのままの 6月のヒマワリが 風に揺れて 微笑んでいる 夢見た空は 今もまだ遠く 遠く 夢追う僕を 待ってはくれないけど 光を浴びた 夏のヒマワリのように 花咲く日を 信じて歩き続けるよ 秘めた想いが 花開くまで 花開くまで 花開くまで