7日目のセミが道路に横たわる 夏の音が消える 「可愛そうだな」「可愛そうだな」 それ自身が可愛そうだな 街の声が消える。1つ、2つ、3つ 影法師が薄くなって消える 眠れないから、眠れないから 窓を開けて空を見る "いつかは終わることもわかってる のに" 雨に打たれ、風に吹かれ、 舞い上がる陽炎のよう 消えて、消えてしまえたら バイトの店員がムカつく態度でさ 傘立てを蹴飛ばして帰った 信号機は赤のままで変わることはな かった 喉が渇いた 7日前のセミが道路に横たわる 夏の音が揺れる 「可愛そうだな」「可愛そうだな」 それ自身が可愛そうだな 悪夢の日々が終わりますように 雨に打たれ、風に吹かれ、 舞い上がる陽炎のよう 消えて、消えて、消えてしまえたら 僕の声も、聞こえなくなるまで 消えて、消えて消えてしまえたら 雨に打たれ、風に吹かれ、 舞い上がる陽炎のよう 消えて、消えて、消えてしまえ