人の群れが埋め尽くした高層ビルの隙間 止まったままの腕時計 外すこともできずに過ぎ去る日々 きっとどこかで君もこの空を見てるような そんな気がして見上げた 君に会いたい 青い月に手を伸ばした 僕らはただ 明けない夜に立ち尽くした 時を越えて いま会えるのなら 小さなその手が凍えないように握りしめるのに 24時過ぎのメトロに最終のベルが鳴る 壊れた心を抱えた 窓に映る他人のような自分 いっそ忘れてしまえば消えるの? そんなやわな痛みや悲しみだけなら いらないよ ねぇ 届け この想いは夜空の欠けた月を越え あの日僕らが待ち続けた 光を見せて 青い月に手を伸ばした 僕らはただ 明けない夜に立ち尽くした 時を越えて いま会えるのなら 小さなその手が凍えないように握りしめるのに