類稀なる称賛 受け取るまでもなくね 彼は道化のようで 週末の闇に口づけをした さまよえる影の 外套がひらり 見えざる世界の 理の外側 ヴァンパイア・ウィークエンド シャイに グラス傾けては そっと ほくそ笑むような 今日と明日のあいだから 手招くよ レゾンデートル 空いたままの穴 埋めるより妖しく舐めて ヴァンパイア・ウィークエンド 何千年生きていたって 完全性に興味なんて ないのだよ 彼は ヴァンパイア なりすまして あいまいな指づかいで 夜に溶けていく そんなに見つめないで 淫靡に触らないで 銀色の八重歯 来週もこの街で 平穏の片隅で 騙しあいされたい ヴァンパイア・ウィークエンド 招待状 送りましょう 宛名はもちろん そう