「愛してるよ」など すぐに言えた頃 ぼくはリボルバー きみはマシンガン そう喩えられてた 朝はロータリーで 夜は公園で むしゃくしゃしては 無茶苦茶してた 16の前後 あれから、いくばく ちがう手口 同じ瞳 あれから、いくばく 恐れを知らなかった少年なら 効いたのかもな 残念 全然当たらないひと Come on ここだよ ここだよ 急所は 撃てど撃てど無意味さ なぜなら ぼくは おれは とうにもう風穴 肌とこの世とに 油さした頃 おれの撃鉄 すっかり錆びた 直す気もなかった どこでどんなひと 興味もないけど きみが身を切る恋をしたのは 23だったらしい そしたら、地下鉄 スローモーション 火薬のにおい そしたら、地下鉄 お互い立ち止まった 重く湿った 熱風が吹く 残弾 全然数えなくていい Come on そうだよ そうだよ ゆっくり 逃げも隠れもしない おおかた きみも きみも 空っぽになったろう おれなら、たのしく きみじゃなくても暮らせてきた そしたら、地下鉄 お互い立ち止まった 重く湿った 熱風が吹く 残念 全然当たらないひと Come on ここだよ ここだよ 急所は 撃てど撃てど無意味さ なぜなら ぼくは おれは 残弾 全然数えなくていい Come on そうだよ そうだよ ゆっくり 逃げも隠れもしない おおかた きみも きみも 空っぽになったろう おれはもう風穴 とうにもう風穴