ただ悠然と掴んだ 吊り革とダンスして 次の駅で降りてったブレザー 眩しくて仕方ないな いま、不安定な宇宙を 歩いてかなくちゃね 船から離れないためのロープ 僕も握り直すよ 子供みたいに拾い集めてきた空想 心の骨 探している 星の海で 僕らがずっと抱いてきた あこがれのままに 鳥は翔び、猫はねむる 人はただ夢を見てる 恋に恋をした天使みたいに、 君を見つめてる 億光年先の光 ただ僕は、僕のときめきだけ 最終電車の前で涙を拭っている 別れを知った少女の開花 今が一番きれいだ ただ漫然と噛んだ又聞きの神話も 詩人の声で詠われたように 僕の背骨になった 僕らがずっと抱いてきた あこがれのままに たったひとつだけ 見つめてきたあこがれのままに 僕らがずっと抱いてきた あこがれのままに 鳥は翔び、猫はねむる 人はただ夢を見てる 恋に恋をした天使みたいに、 君を見つめてる 背が伸びて少し近づける まだ遠い、遠い最終話へ