プラットホームの端に立って 列車待ちの人々消して 凍えている アタシは 一人ぼっちになって 白い息だけ空に向ける 届くように 「どっからだって 聴こえるから歌って」って いつも 君は アタシの歌がツボに入って笑う まったくしょうがない奴 そんな遠くまで行ってしまって アタシも 「バカと煙はなんとやら…」 って笑ってみた 届くように願うように歌ってみた 歌っていた 君の名前呼ぶ代わり歌った 届くように届くように 届くように届くように... 君が好きと言ってくれた歌を 白い吐息になってすぐに消えた いっつも通りのバカにした声で 笑う君が いっつも通りに鮮やかに蘇えって 消える そろそろ サヨナラしないと駄目なんだ 笑い合った事も 寝っ転がった事も 全部この町に置いて 中央線が来るから もう行くよ 届くように願うように歌ってみた 歌っていた 君の名前呼ぶ代わり歌った 届くように届くように 届くように届くように... 君が好きと言ってくれた歌を ねぇ ねぇ 聞こえますか? アタシの声 愛していた 愛していたのに アタシが好きになってしまった歌も 白い煙になって空に消えた プラットホームを振り返った 列車待ちの人々がいて 願ってみた 2人で過ごしたこの町 早く見えなくなるように 「全て」消えるように