テレビをつけたまま 狭い部屋で独り 届いてほしいと思っていた ここにいると 手を振っていた やってみては転んで 傷つくことばかりで 笑うより むなしくて いつも涙 乾かし続けた 後ろ向きで泣いているのは 本当は楽をして 前を向いて笑っているのは とても難しい だから笑顔に人は動かされる そして強くなる 明けない夜 どこまでも もうだめだと思ってすぐ きっといつか叶うはずと いつも自分に言い聞かせては こんな大きな街じゃ簡単に 吸い込まれそうで くもってしまう心のガラス 何度も拭いては 信じ続ける自分を今日は 少しだけ褒めて 勘違いでも笑われても 鮮やかな夢を なにもなくてもまた歩いてみる それがしるべになる 後ろ向きで泣いているのは 本当は楽をして 前を向いて笑っているのは とても難しい だから笑顔に人は動かされる そして強くなる この場所はまだ最初のほうさ きっと風は吹く