雨の中風の中飛び立っていった 高々と胸張ってはどこへいくの 抗っては追いかけた自尊心を持って 錆びついて捨てられた春の歌を ただ前を向いて あの海を超えて ずっと高く飛んで ずっと早く飛んで 思いがけず夜を超えていく 誰よりもどこまでも そうよ はぐれつばめ咲き誇れ 後ろ指を刺されても くたばるまで旅人であれ ずっと ずっと 遠くへ 遠くへ 流離えど流離えど僕の声は 変わらずに変わり続けていくだけよ 奥深く耐え凌ぐはぐれびとに ささやかな一筋の流れ星を 静けさを知って 侘しさを知って ずっと羽ばたかせて ずっとはためかせて 人知れず嵐を超えてゆく あなたに寄り添うから そうよ はぐれつばめ這い上がれ 後ろ髪を引かれても 明くるまで輝きであれ ずっと ずっと 遠くへ 遠くへ 孤独を知るものだけが見る朝焼け 手と手を取り合える日へ ずっと ずっと 生き抜け はぐれつばめ 咲き誇れ 後ろ指を刺されても くたばるまで旅人であれ ずっと 遠くへ 遠くへ