君を盗んでしまえるなら そんな想いの蓋を閉めた きっと僕がいなくなっても 君の生活は続いていくだろう 一瞬の煌めきでも 追いかけてしまう 憧れてしまう 街路樹が枯れた道で 今もその光 思い返す 君を盗んでしまえるなら そんな想いの蓋を閉めた いつか君がいなくなったら 僕はもう個のまま底にいるよ 人波に隠れながら 君と話した思い出を仕舞う 街路樹が枯れた道で 電灯が僕の身体を照らす 影がおちる 君を盗んでしまえるなら そんな想いの蓋を閉めた 「いつか君が独りだったら、僕が」 なんて言葉 飲み込んでいる でも 君を盗んでしまえるなら そんな想いが蓋を叩く いつか君が寂しかったら 僕がその心を 埋められたら もし いつか君が寂しかったら 僕がその心を奪えないかな 僕がその心を奪えないかな