エンドロールが流れて目覚めた 嫌になるほど現実的だね 2番シアターが明るくなれば 不思議な高揚感も無くなった インスタント的な英雄譚も まぁだいたいハッピーエンドだ ハラハラドキドキしたとしても 心のどこか楽観している また期待してしまう 自分が主人公なら 君を救う役目になりたいよ 叶うなら タイムスリップをして 過去とかに行って 現実を変えるんだ まぁきっと無理なんだけど 何故か少し期待しちゃうんです あと数秒で終わってしまう世界 僕の命と引き換えに救い出したなら 君が泣いてなんて 少し期待してみた 感動のためのドラマチック オートマチックなお話 悪役は主役のためにいる 光と影みたいなものだよ 愛がこの世界を救う 鍵になるなんてありえない でもねそうであるなら 主役は僕だろう? 叶うなら 夢の世界で問題解決し 現実を変えてしまいたい だけどきっと無理なんだけど 何故か少し期待しちゃうんです あと数日で終わってしまう世界 それでも何も変わらず 過ごしていたい 君と生きたい なんて僕は 少し期待してみた 膨らみ出した妄想は 映画のせい 僕は観客だ 床には溢したポップコーンが 落ちている まるで僕みたいだと思った 今はもう 映画の中じゃないと 分かっているよ! だからこそ素晴らしき世界なんだ 明日何があるかなんて 誰にも分かりはしない だから 期待くらいしていいでしょう? 数十年で終わってしまう 映画なんだからさ せめて主役くらいは 僕でありたいと思う
