夕暮れ時雨が通り 懐かしい思い出 連れ去ってく やがて二人水のように 寂しさの渦に 飲み込まれる いつか見上げた街のビルは 今も変わらずに 残っている 時が来ればいつか僕ら 昔のように 戻れるかな 君がいない世界で 一人で生きていけるかな さよならさえ言えずに 君はただ 消え去ってく… 涙なんか流さないと 思ってたのに何故 溢れてくる? あゝ嫌だな らしくないな そう思ってまた 虚しくなる 「君とはもう会えない。」 君は僕に吐いた ずぶ濡れな心と共に僕は 雨に煙る 伝えたいことはまだあった でも君はもういないのか 現実が重たく心にのしかかる やがて夕立は過ぎ去って 慰めの木漏れ日が僕を 包み込むように 照らし出す 交わした約束は いくつか果たせなかったな さよなら愛しい人 いつかまた、またどこかで。 さよなら愛しい人 さよなら愛しい人