かるく麻酔を打たれた くらいの速さで 僕の夢は深い場所を抜けて行く 心理ゲームのような景色に 放り込まれたようだ 街はどこも罠をかけてるようだった 通りを映すミラーの中では 自分の顔が少し食い違ってる 腕の時計も リズムを無くしかけてる ここの景色じゃ 匿名希望の人達が溢れ 時間ばかりが女の肩を 滑り落ちた肌着のように 乱れ進んでる ♪ 異邦人を誘う 子供の手に引かれてみる ひとつも迷わず君の手に任せてみる 「ほらたくさんのいろんな人達が 今日もミスジャッジで あんなにもめているよ」と 夜明け近くで子供が笑いかける ここの景色じゃ 匿名希望の人達が溢れ 人を愛することでさえも ときには生きる弱みに 変えてしまってるらしい ♪ 間違えたように囁いてみる 愛の言葉を 呟いてみる ここの景色じゃ 匿名希望の人達が溢れ 馴染めないまま川を渡る 僕の背中を不思議な顔で朝に帰した