<♪約30秒> いよいよ明日は 『世界最後』の誕生日(バースデイ) 青天霹靂(せいてんへきれき)と 告げられたその事実に 人は慌てちゃって 悲しい姿で踊った 何(なん)も出来ない ボクはただ祈てた Monday Tuesday Wednesday Thursday Fryday weekday いつもと変わらず 吸って吐いて 泣いて笑って 愚痴って駄弁って 「もう死にたい」って 言って 云って 異って 行って 往って 要って 逝ってもずっとさ 終わらないゲームだと思ってたんだ 願う事が 祈る事が 当たり前で ファッション 嘆きとかボクにとっちゃ ただのパフォーマンスみたいで 世界平和とか滅亡とか 実感無くて また偉い人が考えてた ドッキリじゃないの? だって嘘だらけのこの国では ボクら庶民に『知る』権利なんて まるでなくてさ <♪約5秒> 悪い夢を見た それは現実のようで 日々の建前を みんな置き忘れちゃって 人は変わっていった まるで動物のように 何(なん)も出来ない ボクはただ傍観し(み)ていた Monday Tuesday Wednesday Thursday Fryday weekday いつも隠してた 本性 本能 煩悩 劣等 衝動 行動 ただただもっと 好きして 結きして 剥きして 空きして 隙して 鋤きして スキしてもずっとさ 許されるゲームだと思ってたんだ 願う者も 祈る者も 綺麗事で ファッション 悲劇とかボクにとっちゃ ただのパフォーマンスみたいで 世界平和とか結末とか 関係無くて また偉い人が考えてた 想定じゃないの? でも地獄絵図は 存外まあ予想通りで ただ今日で終わり全部終わりさ <♪約40秒> 夕暮れの空に 滲む星はとても綺麗で もう偉い人も匙を投げて 本性晒した 塗り固められた嘘は剥がれ ボクら庶民に降り懸かる『雨』は 頬を濡らした 世界平和とか滅亡とか どうでもよくて 最後の夜には『嘘』が消えて 綺麗な世界に――― でも望んでいた次の朝は 平然と来て 人は笑いながら肩を落とした <♪約30秒>