いたずらな真昼の風が 琥珀色のページをめくると あなたが差し出すラブストーリーに 僕はブックカバーをかけてる タイトルを盗み見る 「赤と黒」「ルル・オン・ザ・ブリ ッジ」その次には「ラ・マン」 薬指に輝く束縛は この胸も縛る 名前さえ知らない その目も見れない それでもあなたを守りたい 何を求め 何をおそれるの 教えて 言葉かわせない 触れることもない それでもあなたを思いたい 本当のラブストーリー教えたい 気まぐれなあなたの趣味を 僕は誰より知ってるから 今日も明日もいつまでもこの店で ずっと待ってる かげりある横顔 その白い指先で目次をたどれば 幸せになる鍵を見つけ出すことがで きるの? 未来さえ見えない その肩抱けない それでもあなたを愛したい 何を望み 何をうらやむの 教えて 心とどかない 気づくこともない それでもあなたを奪いたい いつかラブストーリー伝えたい 名前さえ知らない その目も見れない それでも 奪いたい 何を求め 何をおそれるの 教えて 未来さえ見えない その肩抱けない それでもあなたを愛したい 何を望み 何をうらやむの 教えて 心とどかない 気づくこともない それでもあなたを奪いたい いつかラブストーリー伝えたい