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世界に一つだけの物語

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13
  • 2019.07.17
  • 4:11
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歌詞

出会った時から なぜだかわかりあえた さみしそうな君の横顔 今でも覚えてる 君が差し出した その手はあたたかく 独りぼっちだった僕に力をくれた 僕の書く物語を楽しんでくれたね 君の笑顔が見たくて 毎日毎日物語を綴った 「ある日の帰り道、 綴くんから相談を受けました。」 「来週、兄ちゃんの誕生日なんだ。 でも俺、お金もってなくて どうしたらいいか分からなくて。」 「じゃあ、僕のお小遣いを 綴くんにあげるよ! いつも物語を見せてもらってるから そのお礼に!」 「そんなんじゃ意味ないだろ! お金をかけても、 心がこもってなきゃ 兄ちゃんは喜ばないよ。」 「私が落ち込んでいると、 綴くんは私を 土手に連れていきました。」 「怒ってごめんな。 プレゼントはこれに決めた! 摘むの手伝ってくれよ!」 「うん!」 「そうだ、綴くんが書いた物語を お芝居にして お兄さんに贈ったらどうかな!」 「俺の物語を?!」 「僕も手伝うから 一緒にやってみよう! お兄さんもきっと喜ぶよ!」 「うん!」 「水野の提案で、俺が書いた物語を プレゼントすることになったんです 俺の、人生最初の脚本っす!」 「それから毎日、私達は放課後に お芝居を練習しました。 綴くんの書いた物語は 本当に素晴らしくて! 私は毎日、彼と物語を作れるのが 楽しくて仕方がなかった!」 「今考えると、子供だましの 舞台だったんですけどね。 でも、水野は本当に楽しそうで…! 俺もその笑顔を 見られるのが嬉しかった!」 「誕生日パーティ当日、 お芝居は大成功でした。 お兄さんはとても喜んでくれて、 豪華ではないけれど 心のこもった花束とお芝居、 あんなに温かくて幸せに満ちた パーティは初めてでした。」 「来月、弟の誕生日があるんだ。 また一緒に芝居やろうぜ。」 「うん!もちろん!」 「やったぁ!!約束だぞ」 「うん。約束だよ!」 じゃあね また明日 聞かせてよ 君が綴った物語を じゃあね また明日 聞かせるよ 僕の新しい物語を また二人で 一緒に作ろう 世界に一つだけの物語

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皆木綴、水野茅
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