夜更けの鼓動 窓の向こう 橋を架ける 心の孤島 一糸纏わぬ裸の月 足元には脱いだ雲行き その速さに風見鶏が鳴き 失う落ち着き、懐かしい騒めき 蠢く黒、清い白 移ろぐ程、相容れぬもの 目に見えぬ音 信じる者、救われるとは 愛を知る事、と 福は内、鬼は外 本当の所は逆もあるかも 然も嬉しそうにしても さっぱり響いて来ないから ふてくさり 充ち足りたそうにしても やっぱり人恋しくてすきになったり 目眩く 流れ行く 次を求め 頁を捲る 巡るべく 風は吹く 帆に孕ませ 海原を走る 目眩く 世界は回る 時と共に全てが変わる 巡るべく 人は会う いつか別れやがて分かり合う 夜明けの歩道、入れ違う色 仕事か家路、どちらに就こう 思い思い、銘々の居場所に たまに寄り道、遠のく距離 穴を掘り、迷い込む森 獣と焚き火をしても一人 パチパチと照される顔 飛んだ火花を浴びても尚 生きる悦び、滲み出る度 ほころぶ笑み、繰り返す旅 川下り、山登り、海渡り 夢の鞄、忘れて戻り 目眩く 流れ行く 次を求め 頁を捲る 巡るべく 風は吹く 帆に孕ませ 海原を走る 目眩く 世界は回る 時と共に全てが変わる 巡るべく 人は会う いつか別れやがて分かり合う 目眩く 流れ行く 巡るべく 風は吹く 目眩く 世界は回る 巡るべく 人は会う