漆黒の闇に溶けてしまわぬように 輪郭をなぞってみる たった今ここに掴みかけた甘さも 抜け殻に変わってゆく どれだけの言葉も どれだけの時間も ふたりを救えるものはない あなたは知ってたの そして目覚めてくの 記憶を置き去りにして もしもこれが夢だと云うのなら 眠れる森の蝶になる あなたの網に捕らえられたまま 永遠に翔べなくていい どうかおとぎ話を醒まさないで まっさらな嘘に酔いしれてしまえた ら 猛毒も密になるわ たった今頬を伝わってく涙も ふたりの雨にまぎれる 美しいものより 壊れかけたものに 真実を感じるのは何故? あなたは知ってたの だからここへ来たの 現実に鍵をかけて 私にはもう帰る道がない たとえ朝が訪れても この森に心を落としたまま 永遠に待ち焦がれてる あなたにすべてをあやめられる日を どれだけの言葉も どれだけの時間も ふたりを救えるものはない あなたは知ってたの そして目覚めてくの 記憶を置き去りにして もしもこれが夢だと云うのなら 眠れる森の蝶になる あなたの網に捕らえられたまま 永遠に翔べなくていい どうかおとぎ話を醒まさないで