砂埃が上がった 街外れの国道で 長距離バスを降りて ひとりで歩いた 遠い昔に背中向けた 生まれた土地が見える 変わらないあの日の緑が 俺の目に染みる 風よ 伝えてくれよ I'm here. 時がいつしか過ぎても 輝いていた日々は 今もここにあるのさ 人は故郷のその手前で 素直になれる なつかしい地平線に タ陽が影を作る 若すぎて気づかずにいた 夢は実らない 風は知ってるだろう I'm here. なぜか眠れぬ夜には 空を窓から見上げ ずっとここにいたのさ 人は故郷を思いながら 強くもなれる 声が聞こえているわ You're here. 時がどれだけ過ぎても あなたが帰る場所は 今もここにあるのよ 人は故郷のその手前で 孤独を迷う 砂埃の向こうに 次のバスがやって来た