闇のセレネイドが 響いてく 夜の中で 今 浅い眠りが 覚醒(めざ)めはじめる ひざまづくがいいさ この僕に屈しながら でも 天のGATEは 開きはしないだろう 絶望だけが 真実だったあの日 狂う歯車 孤独は裏切りはしない 宿命はこの手の中 未来(あした)を支配するために 舞い降りて来た魂 いつか 失われた 永遠に横たわれば ほら 罪と罰さえ ぬくもりに変わる 愚かなアンドロイドが 彷徨う街 出口などない 正義を振りかざしたって 悲しみは 終わりはしない 塞いだ雲の すき間から 紅い月 微笑むだけ… 鎮魂歌(レクイエム)は 必要ない 弱きものは 朽ちればいい 孤独は裏切りはしない 報復(にくしみ)が唯一の聖域(ちず) この世にたった一人きり 舞い降りて来たんだから 汚れなき 痛み越えて…