心地よく なびかせる 空をすり抜けていく 紡ぎだす その音に 言葉はなくていい 茜色 帰り道 君との静寂に 「またね」が 時を裂いていく ねえどうして 戻れない 呪いを解いてよ 僕は ここにいる 十年越しのラストピース この手で埋めるよ 「おまたせ」「遅いよ」 待つのは慣れてたのにな 戯れる 指先と こぼれる微笑みを 少しだけ 彩るよ それだけでいい 88の夢を 君に見せてあげる ほらほら 早く遊ぼうよ ねえどうして 届かない その手を掴んで 連れ出してあげる ねえどうして 泣いているの 呪いは解けたよ 僕は ここにいる 十年越しのラストピース この手で埋めるよ 「ただいま」「遅いよ」 待つのはやめたよ 聴いてくれ 僕らの音