重ね合う不徳の唇 理性さえ不能の感触を 息が止まるほど 更け込むこの夜に 苦い蜜と甘い罠に 重ね合う背徳の愛を 壊れそうなほど抱き合った後に 溢れ出す侘しさが残る声 それさえ愛おしく響く 遅過ぎた恋に早過ぎた愛を交えても 叶わない涙だけが 溢れる 形あるものはいつかは壊れていく 形の無い2 人ならばこの想い報われるのかな? 壊れそうなほど抱き締めた痕が うずき出す無力さの帰り路 苦手なキャメルの香りが しみついた服も何故か愛しくて 微かでも温もりを感じてる 苦くて甘過ぎる夜を ドラマの様な日々 ワンクールの恋は 最終回むかえずに打ち切られ 「さよなら」