深い霧の中で 箒星を見た 憂い。 君は雨に打たれ 又、草木は枯れ 詠ずるフォーマリズム いつかの帰りに置いた 路上のボトルがひしゃげていた 街はただ悴んだ温度を奪う 赤く濡れた僕の頬を見て 君はなんて言うのかな 深い霧の中で 不可能とか 机上論だとかをまだ疑ってるんだ! この歌の終着点など見ない 非力な右腕で掻き鳴らせ 暗い時を焚べて 遺愛、容姿(かたち)も全て 貴方は憶えていますか 確かめた指の温度 僕らの呼吸が響いていること 淡い霧の中で まだここじゃない何処か 僕は出かけたい 忘れそうになる明日が覗いた この歌の終着点など見ない 非力な右腕で掻き鳴らせ 届いて、貴方へ 届けて、貴方へ 僕の音を
