立ちどまるな 決して振りむくな 走り続けろ君よ 力のかぎり 今、春を待つ 風はつめたく たとえば 凍える日々なら ―― ただ ゆらゆらと 涙に希望(のぞみ)に 身体をまかせて ためらいも 人も 抱きしめて眠れ 立ちどまるな 決して振りむくな 走り続けろ君よ 力のかぎり 今、何よりも 熱いいたみが たとえば 昨日の恋なら ―― ただ しみじみと 寒さにあいつに 想いをまかせて ぬくもりも 傷も 抱きしめて眠れ 立ちどまるな 決して振りむくな 走り続けろ君よ 力のかぎり 今、疑いに 心とざして たとえば うつろな旅路(たび)なら ―― ただ さらさらと 出逢いに別離(わかれ)に 流れをまかせて 夕やけも 虹も 抱きしめて眠れ 立ちどまるな 決して振りむくな 走り続けろ君よ 力のかぎり 立ちどまるな 決して振りむくな 走り続けろ君よ 力のかぎり 力のかぎり