奴は20歳を過ぎて 仕事にあぶれたまま テレビゲームだけを ただひとつ 慰めにしてた男 ある日話し相手の 子供を部屋に入れて とてもささいな事を なじられて 頭に描いた MURDER GAME 夢と現実の間を 揺れ動いていた 昼も夜も 心を開いた事もなく 心をのぞいて 見た事もないままに そして その日を決めて 子供を電話で呼び まるでゲームのように 簡単に 命を奪った BABY FACE 顔色ひとつ 変えないまま 奴は抱えられ 連れられてく 誰かを信じた 事もなく 誰かに信じられた 覚えもない 何かを傷つけた 事もなく どこかで痛みを受けた事もない 心を開いた事もなく 心をのぞいて見た事もない 誰かを愛した 事もなく 誰かに愛された 覚えもないままに とても幸せそうな 笑顔があふれている 都会の死角で 今日もまた くり返されてく MURDER GAME