僕らこの星に生まれ落ちてから いつの間に主人公から傍観者 耐え抜いた記憶と 口に残る苦味じゃ 日々は変わらない 風が冷たい 手に入れる物より手放す方が 分かれ道の先が正解かどうか 僕以外に誰も わかるはずなんてないのに 引き裂かれそうな 痛みが消えない この街は 僕にはまだ眩くて のみこまれてゆく気がした 眉をひそめてしまうのはなぜ 流す涙の理由でさえ 目をそらして 殺した 無くしては欲しがって またあの人を探して あの日に戻れなくて それでもこの旅路は続く 続く 握りしめた拳 震えながら やっとの思いで一歩踏み出した 人並みをかき分け 小舟は地面を漕いで 進んで行くんだ 全てを抱えて この日々は 後悔ばかり残して 繰り返してくだけじゃない 眉をひそめたその先に 夜明けの光が見えて 今は前を 見つめた