うれしい 涙が あふれてしまうよ それでも 悲しい気持ちは消えない なんども わたしは あなたに笑いかける どうか 小さなその声よ 優しいままでいて 旅人たちはいつも 口をかたく閉ざすの 嵐がやむまで 誰かを待つように 言葉が生まれるのは そんな切なる祈りが 必死でかたちになるとき 今日が過ぎて 戻れなくて なにもかも おもいでに 変わるのが ただせつない 笑ってほしくて 抱きしめてしまうよ こころはひとつに なれやしないね それでもあなたは 誰かと生きていく だから 小さなその声よ 優しいままでいて 過ちを悔やむのは 生きようとする証 いのちは哀しい希望だ ひとりきりの叫びたちも いつの日か かさなって やさしい風になるから 愛しいひとさえ 傷つけてしまうの それでも僕らは 孤独じゃいれない 甘えてしまえば あなたも気づくでしょう 今はふるえるその手も 誰かを救えると 春が訪れる場所で おもいでたちとまた会おう 生きていけ 生きていけ つらいときも 空の下で 晴れたらいいねと 誰かがつぶやく 落とした願いは はかなく消えて それでも ぼくらは なんども上を向いて 愛をさがしてしまうから うれしい涙を こぼしてほしいよ あなたが誰かを 愛せたときは さよなら さよなら すべてが夢みたいだ いつか 大きなその声で 幸せに 笑ってくれ