自らを蝕んで 自壊する魂 明日の自分さえも 黒く塗りつぶして 願ったその先も 至れぬ不甲斐なさも 自戒の言の葉さえ 全ておこがましい いずれ夜が明けて 薄明に包まれて 迎えたその"明日"は 自死に等しかった 身を焼く光が 救済と知りながら 夜の道を往く ただ、ただ、ただ 自己肯定という慢心が自分の座標を 曖昧にする 欺瞞に満ちた今を過信し過去を 貶める行為が 未来へ及び自己という 胎がつかの間満たされた時 その灯火はいつか明日を 照らさない。 薄氷を渡るような未来が 孤独、失望を増長し、憂い ただ先の見えないという焦燥と 無様な過去が交錯する迷い路 まだ間に合うという短針を嘲笑い 刻々と迫る長針に潰される あの明日は誘蛾灯だろうが 聞き入れず考えず目指す 灯を