少し甘くてさっぱりしてた 君の腕の中で感じてた匂いが 街中でうっすら香ってきて 急に込み上げてきた感情は あの頃に戻ったみたいに 思い出したの 2人には小さかったワンルームは 今では宝石箱みたいね 全部まだ覚えてるけど あのね、あたしきっと君じゃなくて 綺麗だった日々をまだ 今も消せずにいるだけなの こんな今更会いたいとかじゃなくて 君の匂いがして 少し思い出したの 君の口癖とか声とか いつもあたしの右側歩るく君を 小さなことから忘れてくの 思い出には感情はないから 今では比べたりすることも減ったの 君じゃない人も知ったよ 随分髪も伸びたから 上書きするには十分経ったよね だけど、2人ずっと染まりあって 優しかった日々だけが今も まだここに残っているの 別れてもまだ離れきれてないのは あたしの方かもね 自己中なあたしはまだ あの頃はお互い若過ぎたね いま出会ってたらきっと あの日の続きができたと思うの だけど君に出会ってなかったら 今のあたしもここにはいないから 「二人」は「運命」とは 読めなかったんだね 君はもう… いや、どっちにしろ 会いたいとかは言わないよ