夕暮れどきがやって来て 陽射しもようやく落ち着いたら ようやく僕らの時間だね わざわざ海に来て 干からびるとこだった "穴場を聞いたの サンセットが見える 場所に行こうよ" そう言われてついてったところ 迷ってギリギリになって 走るところが 僕ららしいね 月と太陽が入れ替わる愛の扉 開いて見えた赤と橙 吸い込まれるようなはちきれんばか りのその笑顔も 綺麗に染まった 裸足に付いた砂もそこら中にいる 虫も やっぱり好きにはなれないけど 君とだったらまた 遊びに来てもいいかなんてさ あと3年くらいしたらね 足りなくなったビールの缶と パラソルを何とか片付けたら ようやく僕らの時間だね 酒盛りはまだまだここから 始まるんだぞ "地元のお店を 事前に聞いておいたぞ” 自慢げな顔の君に そう言われてついてったところ 定休日 またこれか! でも調べてないから文句はないです 月と太陽が入れ替わる愛の扉 開いて見えた誰かのパラダイス 少し紫の海も泳ぐ近所の子どもも 全てが夕陽に染まった 海月に刺された腕もまばらな 日焼けも やっぱり好きにはなれないけど 一緒だったら次は二泊で 来てもいいかなんてさ 次はもう子どもがいてもいいな