モノクローム

歌詞

賑やかな人々はカラフルで あの人と見た果実は紅く でもいつかを境にどこか遠くに モノクロの世界に置き去りに 皆お馴染みのあのものさしも 自分が持っているこの文房具も 使い方さえ見当もつかない 孤独の波に飲み込まれて 戻りたい戻れない 足掻き苦しみ狂って自傷 その湧き出る真っ黒な膿すら 何も愛せ無くてさ この世界に生まれて来て 何も出来ず閉ざされたまま 何も残せず不完全なまま 朽ちるこの生に意味はあるのか 目の前を覆っている見えない殻の 破り方を生んだ自分以外が 知る由もないから自身で 破り前へ進むしかない 誰か味方はいませんか… 心の傷を癒す何かを 必死で求めて見つけた景色は 逃れ逃れ夕暮れのグレー モノクロの世界はどこまでも 似た世界にいる同士からは こんな言葉をかけられるだろう 不格好な花でも華がある 置かれた場所で咲きなさい 戻らないこのままでいい 今を受け入れ肯定しよう この今の自分が美しいはず 全てを愛せなくても 例え自分一人きりでも 今まで運ばれた言葉が 心の奥深くで揺らめき 波打ち今も生き続けている 誰も彼もが謳歌する 理想郷は存在しない でも個々のそれは此処にある ただ信じて突き進むだけ 今度は自分の番だ 全てここに残すから この歌を歌うあなたへ 何か救いになれば 過去に踊らされず ありのままの自分を さらけ出して 悔いのない今を選り分けろ この世界で生きていくと 決めたこの強い思いは 何からも干渉されない 孤島の中強く燃えている 誰も彼もが謳歌する 理想郷は存在しない でも個々のそれは此処にある ただ信じて突き進むだけ たった1つの物語