飲み込んだのは駄菓子と これまでを壊す君の本音 濡れたアスファルトに僕が 曖昧に映る 飲み干したのはラムネと 誰にも言えない秘密 君の記憶の中、僕が 曖昧に残る 鳴呼、それでも いつか忘れてしまうだろう じきに寒くなるだろう 髪も袖も伸びるだろう ああ、遠く遠くで声がする 車輪が鳴いた夏の日に 涙が出るほど嬉しいことも 笑えてくるほど悲しいことも 散らばり光り続けはしない いつか同じ箱の中、色褪せる 鳴呼、それでも 涙が出るほど嬉しいことも 笑えてくるほど悲しいことも うだる暑さと君の声で 同じ箱の中蘇る 鳴呼、忘れてしまっても じきに寒くなるだろう 髪も袖も伸びるだろう ああ、遠く遠くで声がする 車輪が鳴いた夏の日に
