言葉を掴んで歌を唄う 心を晒して歌を唄う 縺れた指先それでも紡ぐ 掻き鳴らす音声 高らかに 飛べ 幼い頃に見た夢は 四角いテレビの中の大スター 三人兄弟の末っ子は いつもアイドル気取りで歌を 唄ってた スイミング ピアノ 英会話に学習塾 全部全部全部 大嫌いだった それだけど今はママに 感謝してるの いっぱいサボって ゴメンね。 いつの間にか大人になって 怖がりになった 見えていたものが見えなくなって 大事な何かを忘れてしまうから ドミノ倒しのように走っていく スピードに乗って駆け抜けてく 時計の針に負けないように あの日の私に負けないように 忘れないように私唄うの 中3でパパはいなくなった 別に嫌いでも好きでもなかった それだけど今はパパに感謝してるの 会いに行かなくて ごめんね。 生まれた意味 存在の証明 優しさの欠片 拾い集めて見えた世界はどれだけ 輝くかな? 声を殺して泣いた夜も 消えてしまえたらと願った夜も どんな夜も明けていくから 抱えた膝伸ばして ドミノ倒しのように走っていく スピードに乗って駆け抜けてく 時計の針に負けないように あの日の私に負けないように 忘れないように私唄うの "また会えますように"って あなたと唄うの