鉛の空 重く垂れ込み 真白に淀んだ(よどんだ) 太陽が砕けて 耳鳴りを 尖らせる ひゅるりひゅるり 低いツバメが 8の字なぞって ビルの谷を翔る(かける) もうじきに 夕立が来る 曇天の道を 傘を忘れて 歩く彼女は 雨に怯えてる ので僕も 弱虫ぶら下げて 空を仰ぐ(あおぐ) あちらこちら あんよは上手 珈琲屋に寄って 一休み極めたら 帰れない 帰らない 曇天の道を ぶらりぶらぶら 歩く二人は 足軽(あしがる)のごとく 危険 好きの 誰かのふりをする 小心物共 <♪intro♪> 曇天の道を 傘を忘れて 歩く彼女は 雨に怯えてる ので僕も 弱虫ぶら下げて 空を仰ぐ(あおぐ)