秋の夜寂しいね 金木犀は僕の街にもあるかな 君からもらった言葉の全部 新京成5つ目の駅、帰り道 優しさのせいで終わった夏は まとわる疲れを残して バカみたいに始まりの合図を 始発のベルがかき消した 声を求めて息を止める 忘れないでいたいよ 泣きたい、涙は出ない 廻る季節でも思い出す まだ息をするお月様 行方が眩むように 言えなかった 私金木犀好きじゃないんだ だから探したこともなかった 君がいる気がした 坂の下すぐそこ そう、あの頃のこと 息が詰まる話は続く 「本当は思ってないでしょ?笑」 ってLINEが届く バカみたいに始まりの合図を 始発のベルで掻き消した 声を求めながら耳を塞いだ 忘れてもいいよ 泣かない、悲しみもしない ここがどこか教えて また君を呼ぶ残り香は きっと続いてく ずっと続いてく 言えなかった 私金木犀好きじゃないんだ なのに今ではずっと探してる 1人で消える私を 覚えててくれればって 通りの花 そう、君に託して 言えなかった 私金木犀ずっと探してる 私道の途中でたくさん泣いたわ 駅のホーム、踏切、最後に見た空 それで私はどこにいるの 全部が混ざって 変わらないでいてね ずっと覚えてる/ずっと覚えてて