薄暗い部屋に 煙がゆらめく 寂れた居間に 一人きり シンシンと雪が 降る静けさに 飲み干す酒に 君の名映る あの日の言葉 笑い飛ばしたけれど 心は痛いよ 心を知るのは 君の残した 香水の匂い 鏡台の全 化粧道具が 君の不在を 静かに語る 君のブラウスに触れてみる 涙が止まらない 切ない糸が 心に絡みつく 年越しの影 帰ると信じて 年越しの影 心の中で 問いかける「どこにいるのか 教えておくれ」君の香りは この家にまだ 君の残した 香水の匂い 鏡台の全 化粧道具が 君の不在を 静かに語る 洋服箪笥 そのまま残る 未練の糸が 解けないままで 帰ると願って 年越しの影 冷えた手足で 探してみる「ごめんよ君を 泣かせてばかり」遠くの空も 知らぬまま ・・・ 風が叫んでる 夜明け前 シンシンと雪が 心を覆い この胸の傷も 癒えはしない 「帰っておいで」声に出せず 消える吐息に 君を待つ 年越しの影 灯りが揺れる 君が戻ると 信じている 時が過ぎても 変わらぬ愛よ 君を探して 生きていく 年越しの影 灯りが揺れる 君が戻ると 信じている 時が過ぎても 変わらぬ愛よ 君を探して 生きていく