うっとりと微睡む木漏れ日ひとつ あっちでもこっちでも見え 隠れしてる それはありふれた日常の中に潜む あの世とこの世を結ぶ景色 静けさと危うさが交わるところで 耳を澄ますと聞こえてくるヒソヒソ 話し それは噂の森の洞穴に住む小人 雪のように白く長い髭を生やし ぼんやりと眺めているのも変だし こっちから優しく合図を 送ってみると するとにっこり笑ってくれる小人 働き疲れたような指先で誘う 小人たち人懐っこく近寄ってきては 夢見てるあの人にささやきかけてる それが噂の森の洞穴に住む小人 この世とあの世の姿を併せ持つ