消してしまいたい過去は いつも僕に泣きついて 忘れちゃいけない過去は 何処かに置き去りのまま 枯れ果ててしまう程の 涙を流した後で 砂漠のような心に 染み込んで消えてく泡 だんだんと悲しくなって 感情が込み上げてきます 夏の終わりを告げるように 凛々と虫達も泣く 当たり前が霞んでいく 虚しさだけを残して 今じゃもう側に居ないけれど 二人の思い出が呼吸をする かき集めても夢の跡 飲み干したビール瓶の様 頭の中優しく回る 身も心も飲み込む夜の渦 使い古した鍋にも うるさい室外機にも 錆びた物干し竿にも 消せない思い出がある だんだんと平気になって 冗談にすら混ぜています 夏の終わりを告げた虫は 太陽に焦がされ消えた 当たり前が霞んでいく 虚しさだけを残して 今じゃもう側に居ないけれど 二人の思い出が呼吸をする かき集めても夢の跡 飲み干したビール瓶の様 頭の中優しく回る 身も心も飲み込む夜の渦 その場しのぎで放った言葉全部 今すぐ取りに戻って残さず飲み 込みたい 情けなくなって悲しくなって 深い夜に潜っていく 当たり前が霞んでいく 虚しさだけを残して 今じゃもう側に居ないけれど 二人の思い出が呼吸をする かき集めても夢の跡 飲み干したビール瓶の様 頭の中優しく回る 身も心も飲み込む夜の渦