初めての小さな旅路 目的地ならいらないよ 何もない私の頬に 手招きするように風が吹く 寄り道 回り道 いつもの景色も鮮やかに 右手をひねるたび 何度でも胸が弾むから さあ ギアを上げて顔を上げて どこまでも伸びてく道だって 昨日より少し遠くまで きみとなら怖くないどこだって 私ひとりでは作れない風だ 不器用な私に出来た 友達という宝物 ぎこちない笑顔も 今は前より上手になれたかな 坂道 いばら道 諦めるばかりじゃつまらない 昨日を越えるため 何度でも息を弾ませて さあ ギアを上げて声を上げて 新しい世界に飛び込んで 果てのない空のその先へ きみの背にひらりと飛び乗って 私ひとりでは描けない夢を きみと見る 私はもうひとりじゃない 晴れの日も 雨の日も 色とりどりの風を纏いながら ギアを上げて顔を上げて どこまでも伸びてく道だって 昨日より少し遠くまで きみとなら怖くない さあ ギアを上げて声を上げて 新しい世界に飛び込んで 果てのない空のその先へ きみの背にひらりと飛び乗って 魔法のような風 私を連れ出した どこへだって行けるよ 風の吹くまま