柔らかな雪が 街中を白く染めてく 冷たい風に 震えそっと歩く 手のひらの上で 静かに形変えてく 触れることも出来ずスッと 雪解けの水のように 君の影だけ今も残して もう一度って君に この手伸ばしてみても 届かなくて どうか消えぬ様にと 優しく触れてみても 掴めなくて 溶けてく 何かを残したまま 降り頻る雪に 塗り替えられる足跡 空に消える 息をじっと見つめ 僕の手を引いて 「ほら、雪が綺麗よ」と 君の笑顔 浮かべきっと 今の僕ならば君を ひとときでも離さないのに もう一度って君に この手伸ばしてるのは 僕だけかな 真っ白な世界に 願いを込めてみても 届かなくて さよなら それだけ残したまま 逢いたい(触れたい) 君の街へと 駆け出した もう一度って君に たった一言 伝えることもできず 震えていた どうか消えぬ様にと 踏み出そうとしてみても 動けなくて 溶けてく 形も残さぬまま 笑顔で いつかまた逢う日まで