北の最はて 船追いかけて カモメ一羽が ついて来る 振りきれ 振りきれ 恋みれん 砕けて 砕けて 沫(あわ)になれ いまも切なく わたしの胸に 残るあなたを 捨てにゆく <♪> 好きな想いが 恨みにかわる こんな悲しい ことはない どうして どうして 出る涙 女の 女の 意気地なさ クイン宗谷の デッキにひとり 鉛いろした 沖を見る <♪> 利尻まわりの ちいさな旅路 あれは礼文の 島かげか 振りきれ 振りきれ なにもかも 東京 東京 ふり向くな せめて今夜は 静かな宿で 夢を みないで 眠りたい