「あの日から まったく眠れない 身体だけが どんどん衰弱して行く 昨日も今日も まったく 眠れない・・・眠れない・・・ 眠れない・・・眠れない・・・」 柔らかい夢を見た朝 僕は 「間違い無く 狂っていた」 鏡の中には剥がれた 僕が 「ただ呆然と 立っていた」 見覚えの無い色彩に 忘れていた眠る事さえ 取り留めの無い喜びを 感じていた目が覚めない 憧れさえ 置き忘れた 現実とは別の所へ 黄昏さえ 許されない 現実とは別の所で 柔らかい夢を見た朝 僕は 「間違い無く 狂っていた」 鏡の中には剥がれた 僕が 「ただ呆然と 立っていた」 偽りの無い傷跡を 見つめていた朝が来るまで 取り外せない記憶さえ 見据えていた目が閉じない 憧れさえ 置き忘れた 現実とは別の所へ 黄昏さえ 許されない 現実とは別の所で 騒めきさえ 押殺した 感覚とは別の世界へ 足跡さえ 残されない 感覚とは別の世界で