漠然としたまま過ぎて 砕けていった中秋の名月 暗がりの部屋照らす窓辺空を 見ていた群青はまるで 私ではない外界抽象的な物に対する 憧れ 貴方をもっと知りたい 生温い風に肌を刺され込み上げた メランコリックに効く毒針 彼方に耳澄ます羽音に人知れず 酔って 君は良いな 君らしくそのままいられて 朝になれば明日になればこの想いは 隠れてしまうから どんな月日が過ぎても必ず忘れ 去りはしない夜の帳 始まりは猶予う 己臥して未来只待つ いい加減にしてほしいな 重ねた歳月身を委ねて流されてまた 空に浮かんで 星を見れば瑣末な事だとは思えたが 空虚道路切り裂く車の音が 無理矢理現実に引き摺り込んだ 悲しいわけじゃないのよ 構ってほしくも無いのよ メランコリックをまた呼ぶ毒針 朝になれば明日になればこの想いは 隠れてしまうから どんな月日が過ぎても必ず忘れ 去りはしない夜の帳 朝になっても明日になってもまた 貴方は私を襲ってよ どんな月日が過ぎても必ず忘れ 去りはしない夜の帳