夕月 一番星 震える喉の奥 泣きそうな心よどうか出て来ないで もうなんにも 意味なんてないのかもしれないけれ ど ああ 君に好きって言っときたい 夜に渡す前に か細い声で鳴いてみたんだ まだ此処にいて もらえるように ちょっとでも空白を 許したら 君はあの場所へ還る慣れた足取りで だって手は繋げないから キスもできないから 馴染み 深い話題のページをめくるめくる まあそれも 無意味無意味無意味 なんにも打つ術はなくて 虚空をつかむ 夕月 一番星 震える喉の奥 泣きそうな心よどうか出て来ないで もうなんにも 意味なんてないのかもしれないけれ ど ああ 君に好きって言っときたい 夜に渡す前に 君の好きな温度も君の好きな感触も 集めてしまう日課のように毎日毎日 まあそれも 無価値無価値無価値 わかってはいるんだけどな どうしようもないな 夕月 一番星 震える肩並んだ 泣きそうな想いよ どうか溢れないで もうなんにも 意味なんてないのかもしれないけれ ど ああ 君に好きって言っときたい 夜がさらう前に もう君を引き留めるだけの 手口はやりつくして 一番最初に見てほしくて 光ってる僕を 君は冷たい手で 触れたんだ 夕月 一番星 震える喉の奥 泣きそうな心よどうか出て来ないで もうなんにも 意味なんてないのかもしれないけれ ど ああ 君に好きって言っときたい 夜に渡す前に 夜がさらう前に 夜に消えちゃう前に