午前0時 世界は 僕らだけを残して 空いた夜の隙間に 昼の影を映し出した 歩く街の静けさ 遠い空に向かって 耳を澄まし聞こえる 遥か先 漏れる声さえも 午前0時 僕らは 思いのまま歩いた 通り過ぎる街の陽 変わっていく色と温度 それでもいま聞こえる 流れ出した音楽 口ずさむそれだけで 蘇る 指の温度まで 街は遠ざかる 時が流れる悲しさ きっと思い出す 揺れる影と触れる空気 そして繰り返す 巡る景色のやさしさ きっと思い出す 夜に響く その音楽 午前0時 世界は 僕らさえも残して 淡い夢の先へと 少しずつ通り過ぎてく それでもいま聞こえる 流れ出した音楽 口ずさむそれだけで 蘇る 風の匂いさえ 街は遠ざかる 時が流れる悲しさ きっと思い出す 揺れる影と触れる空気 そして繰り返す 巡る景色のやさしさ きっと思い出す 夜に響く その音楽 街は遠ざかる そして繰り返す