<俺たちの旅> 夢の坂道は 木の葉模様の石だたみ まばゆく白い 長い壁 足あとも影も 残さないで たどりつけない 山の中へ 続いている ものなのです 夢の夕陽は コバルト色の空と海 まじわってただ 遠い果て かがやいたという 記憶だけで ほんの小さな 一番星に 追われて消える ものなのです 背中の夢に 浮かぶ小舟に あなたがいまでも 手をふるようだ 背中の夢に 浮かぶ小舟に あなたがいまでも 手をふるようだ 夢のかたらいは 小麦色した帰り道 畑の中の もどり道 ウォーターメロンの 花の中に かぞえきれない 長い年月 うたた寝をする ものなのです 背中の夢に 浮かぶ小舟に あなたがいまでも 手をふるようだ 背中の夢に 浮かぶ小舟に あなたがいまでも 手をふるようだ