<♪> ふとした瞬間に 思い出す事 君はいつも言ってた 「海が好きなの」 遠くに霞んだ 遊覧船は すぐに消えてしまった 朱色の砂浜 しゃがみこんでは 数えきれない 貝殻の声に 耳を傾けた 重ねた指と指先が 波に溶けて うつむいた君と夕焼けが キラキラしてた 沈黙は続く 淑(しと)やかな時間(とき) 風の音もちょっと 遠慮がちみたい 目を細めては 家路を急ぐ 海鳥の影に サヨナラを告げた 朱の太陽は水平線で 目をこすって 遠くで笑う ふたりの声に嫉妬してた あぁ 嘘みたい <♪> 砂だらけのシャツに 今も残っている 君の水飛沫(みずしぶき) あぁ 夢みたい <♪> 重ねた指と指先が 波に溶けて ころんじゃった君と夕焼けが キラキラしてた あぁ もう誰も僕達のこと 邪魔できない 笑われてもいい 少しだけ 目を閉じてくれ あぁ 嘘みたい <♪> 嘘みたい <♪>