君に抱きしめられ気づいたの 私はずっと寂しかったの やわらかくて仄暗くて 行くあてのないまどろみが君 濡れた髪のままで私たち 鼻先をくっつけあっていた 砕け散った日々は光 星屑のような光 あの群青と恋情と感傷と軽薄 重なってた鼓動、息づかい その偏狭な誠実と不安定な愛着 つま先までいとおしかったよ あの瞬間と瞬間と瞬間と瞬間を つなぎ合わせて私は生きていた 大げさなんかじゃない! 君は私の救いだった!! いつかの私たちが住んでた 新高円寺のあのアパート 商店街ぬけた道の先 いまもぽつねんと佇んでた シングルベッドに君と私 二人分の体温とまなざし ただ見つめあっていた ただ見つめあっていた